競歩の競技規則
競歩の公式ルールは日本陸上競技連盟競技規則の第7部「競歩競技」の第230条「競歩競技」に掲載されています。
陸上競技の公式ルール「日本陸上競技連盟競技規則」は国際陸上競技連盟(IAAF)が制定した「IAAF Competition Rules」に準拠しています。翻訳されたものに国内で適用される特別ルールや注釈を付け加えて、日本陸上競技連盟(JAAF)から発行されています。
日本陸連の下記のページより常時PDF形式で閲覧・ダウンロードが可能です。
競歩競技の簡単な説明
競歩とはトラックあるいは道路で、一定の距離を定められた歩法で歩き、そのスピードを競う競技です。競歩には次の2つの歩型の定義があります。
1. 両足が同時に地面から離れることなく歩く。(離れるとロス・オブ・コンタクトという反則)
2. 前脚は、接地の瞬間から垂直の位置になるまで、まっすぐに伸びていなければならない。(曲がるとベント・ニーという反則)
判定は競歩審判員により目視で行われ、違反の恐れがあるときは注意、明らかに違反している場合は赤カードが発行されます。赤カードは累積3枚で失格となります。
競歩競技の標準となる距離は、室内では3000m、5000m、屋外のトラックでは5000m、10,000m、20,000m、50,000m、ロードでは10km、20km、50km、としています。
このうち、男子20㎞、50㎞、女子20㎞がオリンピック種目となっています。
競歩のルールブック/陸上競技ルールブック
陸上競技ルールブック 2020年度版
日本陸上競技連盟による陸上競技関係者や愛好家のための2020年度版ルールブックです。「国際陸上競技連盟競技会規則」「日本陸上競技連盟競技規則」や、各種規定・細則などを網羅。
わかるかな?小学生の陸上競技ルール
三浦敬司/著
ルールを知ることで、もっと成績が伸びてもっと陸上競技が好きになります。小学生指導の達人が、陸上競技の基本の知識や覚えておきたいルール、間違いやすいルールを写真やイラストをたくさん使ってお伝えします。選手、指導者、保護者、教職員の皆さん、そして審判員の皆さんにも役立つ一冊です。